エリクシール ザ セラムの成分解析|21種類をチェック

ELIXIR

「倍速美容液®」として注目されている、エリクシール ザ セラム。

資生堂公式を見ると「21種の美容成分」と紹介されているため、

「どんな成分が入っているの?」
「21種類にはどんな役割がある?」
「コアキシマイドって何?」
「トラネキサム酸も入っている?」
「成分的にはどんな美容液?」

と気になっている方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、エリクシール ザ セラムは、

独自成分コアキシマイド、美白有効成分トラネキサム酸、複数の保湿成分などを組み合わせた医薬部外品の美容液

です。

ただし、「21種の美容成分=商品に配合されている全成分が21個」という意味ではありません。

資生堂公式が「21種の美容成分」として紹介している成分の中には、「M-バウンサーCP」「クリアコラEX」など、複数の成分を組み合わせた名称もあります。

この記事では、化粧品検定1級取得者の視点から、エリクシール ザ セラムの21種の美容成分を一つずつ整理しながら、どんな特徴の美容液なのかチェックしていきます。

エリクシール ザ セラムには21種の美容成分を配合

エリクシール ザ セラムは、正式な販売名を「エリクシール ザ セラム aa」という医薬部外品です。

資生堂公式では、21種の美容成分を配合した美容液として紹介されています。

代表的なのは、

  • コアキシマイド
  • m-トラネキサム酸
  • M-バウンサーCP
  • クリアコラEX
  • 赤紫蘇エキスGL
  • 海藻エキスGL
  • オランダカラシエキスBG
  • イノシトールGL
  • コラーゲンGL
  • エリスリトール
  • エモリエント成分
  • トリートメント成分
  • モイスト成分

などです。

まずは全体像から見ていきましょう。

エリクシール ザ セラムの21種の美容成分一覧

資生堂公式情報をもとに整理すると、次のようになります。

成分・成分群公式で示されている主な位置づけ
ヒドロキシエチルエチレンウレアハリ整肌・保湿
トラネキサム酸美白※有効成分
オトギリソウエキスM-バウンサーCP/ハリ保湿
グリセリンハリ保湿・保湿
ヨクイニンエキスクリアコラEX/保湿
加水分解コンキオリン液クリアコラEX/保湿
L-アルギニン塩酸塩クリアコラEX/保湿
オリーブ葉エキスクリアコラEX/保湿
シソエキス(1)赤紫蘇エキスGL/保湿
海藻エキス(4)海藻エキスGL/保湿
海藻エキス(1)海藻エキスGL/保湿
オランダカラシエキスオランダカラシエキスBG/保湿
1,3-ブチレングリコール保湿
イノシットイノシトールGL/保湿
水溶性コラーゲンコラーゲンGL/保湿
エリスリトール保湿
テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリットエモリエント
メチルポリシロキサントリートメント
ポリオキシエチレンメチルグルコシドモイスト成分/保湿
マルチトール液モイスト成分/保湿
ポリエチレングリコール1500モイスト成分/保湿

※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

※グリセリンは複数の成分群に含まれています。ここでは資生堂公式が紹介している「21種の美容成分」の構成がわかりやすいよう整理しています。

こうして見ると、ザ セラムは「話題の成分を1種類だけ配合した美容液」というより、

有効成分+ハリ整肌成分+複数の保湿・エモリエント成分を組み合わせている

ところが特徴です。

注目成分① コアキシマイド

21種の中で最も注目したいのが、

コアキシマイド

です。

コアキシマイドは資生堂独自の高機能成分として紹介されています。

実際の成分名は、

ヒドロキシエチルエチレンウレア

です。

ザ セラムでは「ハリ整肌・保湿」を目的として配合されています。

コアキシマイドは有効成分ではない

ここは間違えやすいポイントです。

「独自高機能成分」と聞くと、医薬部外品の有効成分のように感じるかもしれません。

しかし、

コアキシマイド=ザ セラムの美白※有効成分

ではありません。

※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

ザ セラムの美白有効成分は、次に紹介するトラネキサム酸です。

コアキシマイドは、ハリ整肌・保湿を目的とした独自成分として分けて考えましょう。

▶ コアキシマイドとは?資生堂独自成分の特徴を解説

注目成分② m-トラネキサム酸

ザ セラムは医薬部外品で、

m-トラネキサム酸(トラネキサム酸)

が美白有効成分として配合されています。

認められている美白効能は、

メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

ことです。

ここで注意したいのは、

「できているシミを消す」
「シミが改善する」

という意味ではないこと。

あくまで、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐための美白ケアです。

※美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことです。

▶ トラネキサム酸とは?化粧品・医薬部外品での特徴を解説

注目成分③ M-バウンサーCP

M-バウンサーCPとして紹介されているのは、

オトギリソウエキス+グリセリン

です。

資生堂公式では「ハリ保湿」とされています。

グリセリンは化粧品で広く使用されている保湿成分。

肌のうるおいを保つ目的で、多くのスキンケア製品に使用されています。

ザ セラムでは、こうした保湿成分を複数組み合わせています。

注目成分④ クリアコラEX

クリアコラEXは、単一の成分名ではありません。

公式では、

  • ヨクイニンエキス
  • 加水分解コンキオリン液
  • L-アルギニン塩酸塩
  • オリーブ葉エキス
  • グリセリン

から構成される保湿成分として紹介されています。

「クリアコラEX」という成分がそのまま成分表示に書かれているわけではなく、複数成分をまとめた名称として理解するとわかりやすいでしょう。

注目成分⑤ 赤紫蘇エキスGL

赤紫蘇エキスGLは、

シソエキス(1)+グリセリン

の組み合わせです。

こちらも資生堂公式では保湿成分として紹介されています。

注目成分⑥ 海藻エキスGL

海藻エキスGLは、

  • 海藻エキス(4)
  • 海藻エキス(1)
  • グリセリン

からなる保湿成分です。

こちらも肌にうるおいを与える目的で配合されています。

注目成分⑦ オランダカラシエキスBG

オランダカラシエキスBGとして、

オランダカラシエキス+1,3-ブチレングリコール

が配合されています。

公式での位置づけは保湿です。

1,3-ブチレングリコール、いわゆるBGは、保湿や溶剤などを目的として化粧品で広く使われている成分です。

注目成分⑧ イノシトールGL

イノシトールGLは、

イノシット+グリセリン

の組み合わせです。

こちらも保湿成分として紹介されています。

ザ セラムの成分構成を見ていくと、独自成分だけを目立たせるのではなく、複数の保湿成分を組み合わせていることがわかります。

注目成分⑨ コラーゲンGL

コラーゲンGLは、

水溶性コラーゲン+グリセリン

からなる保湿成分です。

ここで気をつけたいのが「コラーゲン」という言葉。

化粧品にコラーゲンが配合されているからといって、

「肌内部のコラーゲンそのものが増える」

と考えるのは適切ではありません。

ザ セラムでは、水溶性コラーゲンは保湿成分として位置づけられています。

注目成分⑩ エリスリトール

エリスリトールも、公式では保湿成分として紹介されています。

肌にうるおいを与える成分のひとつとして配合されています。

ここまで見ても、ザ セラムには保湿を目的とした成分がかなり多く組み合わされていることがわかります。

注目成分⑪ エモリエント成分

ザ セラムには、

テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット

も配合されています。

公式での位置づけは「エモリエント」です。

エモリエント成分は、肌をやわらかく保ち、水分の蒸散を防ぐことなどを目的として化粧品に使用されます。

保湿成分とエモリエント成分を組み合わせることで、スキンケアとしての使用感やうるおい感を整える役割があります。

注目成分⑫ メチルポリシロキサン

メチルポリシロキサンは、シリコーン系の成分です。

資生堂公式では、

トリートメント

と位置づけられています。

シリコーンと聞くと「肌に悪いのでは?」と心配する方もいますが、成分名だけで良し悪しを判断するのはおすすめできません。

美容液全体の処方や、自分の肌との相性を見ることが大切です。

注目成分⑬ モイスト成分

さらにザ セラムには、

  • ポリオキシエチレンメチルグルコシド
  • マルチトール液
  • ポリエチレングリコール1500
  • グリセリン

を組み合わせた「モイスト成分」も配合されています。

こちらも公式での位置づけは保湿です。

21種類を役割別に見るとどうなる?

ここまで21種を一つずつ見てきましたが、すべて覚える必要はありません。

商品選びという観点では、大きく、

①有効成分
②ハリ整肌・保湿
③保湿
④エモリエント・トリートメント

の4グループで見るとわかりやすくなります。

有効成分

トラネキサム酸

メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ美白有効成分です。

ハリ整肌・保湿

代表的なのが、

コアキシマイド(ヒドロキシエチルエチレンウレア)

です。

M-バウンサーCPもハリ保湿成分として紹介されています。

保湿成分

クリアコラEX、赤紫蘇エキスGL、海藻エキスGL、オランダカラシエキスBG、イノシトールGL、コラーゲンGL、エリスリトール、モイスト成分など、複数の保湿成分が組み合わされています。

エモリエント・トリートメント

テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリットやメチルポリシロキサンなどが配合されています。

この構成を見ると、ザ セラムは、

美白有効成分だけに特化した美容液というより、保湿や年齢に応じたうるおいケアまで含めて設計された美容液

と考えるとわかりやすいでしょう。

化粧品検定1級取得者のチェックポイント|「21種配合」だけで判断しない

「美容成分21種類配合」と聞くと、

「成分数が多いからすごい」

と感じるかもしれません。

しかし、化粧品を比較するときは、

配合されている成分の数だけで優劣を判断しない

ことが大切です。

チェックしたいのは、

「どんな目的の商品なのか」
「有効成分は何か」
「その他の成分はどのような目的で配合されているか」
「自分が求めているケアと合っているか」

という点です。

ザ セラムの場合、注目したいのは、

美白有効成分トラネキサム酸+独自成分コアキシマイド+複数の保湿成分という組み合わせ。

単純に「21種類も入っているから効果が高い」と考えるのではなく、成分ごとの役割を整理して見るのがおすすめです。

「21種の美容成分」と「倍速」は別に考える

ザ セラムといえば「倍速美容液」という名称も有名です。

ここでも成分と広告表現を混同しないことが重要です。

「倍速」は、

21種類の成分すべてが2倍速く働く

という意味ではありません。

資生堂公式で「約2倍速くリリースされる」と説明されているのは、独自成分コアキシマイドです。

さらに「約2倍」は、人工膜で倍速エッセンステクノロジーの有無による放出時間を比較した結果。

美容効果そのものが2倍速く現れることを意味するものではありません。

▶ エリクシール倍速美容液はなぜ「倍速」?意味と仕組みを解説

エリクシール ザ セラムは成分から見るとどんな人向き?

成分構成から見ると、ザ セラムは、

  • 年齢に応じたうるおいケアを取り入れたい
  • 乾燥が気になる
  • 美白ケアも取り入れたい
  • シミ・そばかすを防ぎたい
  • 美容液で保湿ケアをプラスしたい
  • 乾燥による小ジワが気になる

という方が比較候補にしやすい美容液です。

ただし、成分が多いから誰にでも合うという意味ではありません。

肌質や使用感の好みには個人差があるため、初めて使用するときは肌の状態を確認しながら取り入れましょう。

21種の美容成分についてよくある質問

Q. 21種類全部が有効成分?

違います。

美白有効成分として配合されているのはトラネキサム酸です。

そのほかには、コアキシマイドなどのハリ整肌・保湿成分や、複数の保湿成分などが含まれています。

Q. コアキシマイドは有効成分?

コアキシマイド(ヒドロキシエチルエチレンウレア)は、公式ではハリ整肌・保湿を目的とした独自高機能成分として紹介されています。

美白有効成分のトラネキサム酸とは区別して考えましょう。

Q. 21種類の成分すべてが倍速?

違います。

「約2倍速くリリースされる」と説明されているのはコアキシマイドです。

また「約2倍」は美容効果が現れる速さを意味するものではありません。

Q. コラーゲンで肌のコラーゲンが増える?

ザ セラムに配合されている水溶性コラーゲンは、公式では保湿成分として位置づけられています。

「塗ることで肌内部のコラーゲンが増える」と読み替えないようにしましょう。

Q. シミを消す成分は入っている?

「シミを消す」と表現することはできません。

ザ セラムには美白有効成分トラネキサム酸が配合されており、認められている効能は「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」です。

関連記事

エリクシール ザ セラムについてさらに詳しく知りたい方はこちらもチェックしてみてください。

▶ エリクシール倍速美容液とは?ザ セラムの成分・特徴・使い方を解説

▶ エリクシール倍速美容液はなぜ「倍速」?意味と仕組みを解説

▶ コアキシマイドとは?資生堂独自成分の特徴を解説

▶ トラネキサム酸とは?美容成分としての特徴を解説

▶ エリクシール ザ セラムの使い方・順番

▶ エリクシール ザ セラムの口コミ・評判

まとめ|ザ セラムは有効成分+独自成分+複数の保湿成分を組み合わせた美容液

エリクシール ザ セラムは、資生堂公式で「21種の美容成分」を配合した美容液として紹介されています。

なかでも注目したいのは、

コアキシマイド
m-トラネキサム酸
M-バウンサーCP
クリアコラEX
赤紫蘇エキスGL
海藻エキスGL
オランダカラシエキスBG
イノシトールGL
コラーゲンGL

などです。

成分解析で特に押さえておきたいのは、

コアキシマイド=ハリ整肌・保湿を目的とした独自成分

トラネキサム酸=メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ美白有効成分

という違いです。

また、「21種配合=成分数が多いから優れている」と単純に判断するのではなく、成分の役割と自分の目的が合っているかを見ることが大切です。

そして「倍速美容液」の「約2倍」についても、美容効果が2倍速く現れるという意味ではありません。

独自の倍速エッセンステクノロジーによって、コアキシマイドが約2倍速くリリースされることを指しています。

ザ セラムが気になっている方は、成分数やキャッチコピーだけではなく、

「何が有効成分なのか」「どの成分がどんな目的で配合されているのか」

まで確認して、自分のスキンケアに合うか検討してみてください。

参考情報

この記事は、資生堂「エリクシール ザ セラム」公式商品情報を参考に作成しています。

※コアキシマイド:ヒドロキシエチルエチレンウレア(ハリ整肌・保湿)

※美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことです。

※「約2倍」は、人工膜で計測した倍速エッセンステクノロジーの有無によるコアキシマイドの放出時間を比較した結果です。美容効果が2倍速く現れることを意味するものではありません。

※乾燥による小ジワを目立たなくする効能評価試験済み。

※化粧品・医薬部外品の使用感には個人差があります。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました