グリチルリチン酸2Kとは?特徴・化粧品での役割を解説

化粧品成分

「グリチルリチン酸2Kってどんな成分?」
「敏感肌向け化粧品でよく見るけれど、どんな役割がある?」
「ニキビや肌荒れに効果があるって本当?」

化粧水や美容液、敏感肌向けのスキンケア商品などを見ていると、「グリチルリチン酸2K」という成分を見かけることがあります。

少し難しい名前ですが、スキンケア化粧品では比較的よく見かける成分の一つです。

一方、グリチルリチン酸2Kについて検索すると、「抗炎症」「ニキビ」「肌荒れ」などの言葉が出てくるため、一般化粧品でもニキビや炎症を治療できる成分だと誤解してしまうことがあります。

結論からいうと、グリチルリチン酸2Kという成分名だけで、商品の効能を判断することはできません。

一般化粧品に配合される場合と、医薬部外品の有効成分として配合される場合を分けて考えることが大切です。

この記事では、グリチルリチン酸2Kとはどのような成分なのか、特徴や化粧品での役割、医薬部外品との違い、商品を選ぶ際のポイントまでわかりやすく解説します。

グリチルリチン酸2Kとは?

グリチルリチン酸2Kは、「グリチルリチン酸ジカリウム」とも呼ばれる成分です。

「2K」は2つのカリウムを意味します。

化粧水や美容液、乳液、クリーム、洗顔料など、さまざまなスキンケア商品で見かけます。

また、一般化粧品だけでなく、医薬部外品の有効成分として使用されることがあるのも特徴です。

そのため、

「配合されているか」だけではなく、「どのような商品に、どのような目的で配合されているのか」

を見ることが重要です。

グリチルリチン酸2Kと甘草の関係

グリチルリチン酸は、甘草(カンゾウ)に含まれる成分として知られています。

甘草はマメ科の植物です。

ただし、化粧品の成分を理解するときは、

「植物由来だから肌にやさしい」

と単純に判断しないことが大切です。

天然・植物由来であることと、すべての人の肌に合うことは別の話です。

反対に、合成成分だから肌に悪いという意味でもありません。

化粧品は成分の由来だけでなく、製品全体の処方や自分の肌との相性から考えましょう。

グリチルリチン酸2Kの化粧品での役割は?

一般化粧品では、グリチルリチン酸2Kは肌を整える目的などで配合されることがあります。

ここで注意したいのが、

一般化粧品と医薬部外品では説明できる範囲が異なる

という点です。

一般化粧品にグリチルリチン酸2Kが配合されているからといって、

  • 炎症を治療する
  • ニキビを治す
  • 赤みを治す

といった医薬品のような効果を期待するものではありません。

一般化粧品については、「肌を整える」「肌をすこやかに保つ」といった化粧品の範囲で考えましょう。

医薬部外品では有効成分として使われることがある

グリチルリチン酸2Kは、医薬部外品では有効成分として配合されることがあります。

例えば、製品によっては肌荒れを防ぐことなどを目的とした薬用化粧品で使用されています。

そのため、同じ「グリチルリチン酸2K配合」という商品でも、

一般化粧品

肌を整える目的などで配合

医薬部外品

承認された効能・効果に関わる有効成分として配合

という違いがあります。

医薬部外品を選ぶ場合は、パッケージやメーカーの商品説明で、

  • 医薬部外品か
  • 有効成分は何か
  • どのような効能・効果が表示されているか

を確認しましょう。

グリチルリチン酸2Kはニキビに効果がある?

「グリチルリチン酸2K ニキビ」で検索する人も多いでしょう。

ニキビを防ぐことを効能として表示する医薬部外品に、グリチルリチン酸2Kが有効成分として配合されている場合があります。

ただし、

「グリチルリチン酸2K配合=ニキビを治療できる」

という意味ではありません。

一般化粧品に配合されている場合はもちろん、薬用化粧品についても、ニキビ治療薬とは分けて考える必要があります。

繰り返すニキビや炎症の強いニキビなどが気になる場合は、スキンケアだけで対処しようとせず、皮膚科などの医療機関への相談も検討しましょう。

グリチルリチン酸2Kは敏感肌向け?

敏感肌向けのスキンケア商品でグリチルリチン酸2Kを見かけることがあります。

そのため、

「グリチルリチン酸2K=敏感肌向け成分」

というイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、この成分が配合されているという理由だけで、その商品がすべての敏感肌の人に適しているとはいえません。

敏感肌が気になる場合は、

  • 敏感肌向けとして設計されているか
  • 使用感
  • 香り
  • ほかの配合成分
  • 使用方法
  • 自分の肌との相性

なども確認しましょう。

敏感肌向けスキンケアの選び方|保湿成分や注意点を解説

グリチルリチン酸2Kは乾燥肌にも使える?

乾燥肌だからグリチルリチン酸2Kを避ける必要があるわけではありません。

ただし、グリチルリチン酸2Kそのものだけを見て、保湿力を判断することもできません。

乾燥が気になる場合は、

  • グリセリン
  • ヒアルロン酸
  • セラミド関連成分
  • アミノ酸

など、保湿を目的として使用される成分も含めて製品全体を確認しましょう。

乾燥肌のスキンケアの選び方|保湿ケアのポイントを解説

グリチルリチン酸2K配合化粧品の選び方

1.まず使用目的を決める

最初に考えたいのが、「何のためにその商品を使うのか」です。

単に「人気成分だから」という理由で選ぶのではなく、

  • 保湿ケアをしたい
  • 肌をすこやかに保ちたい
  • 肌荒れを防ぐ薬用化粧品を探している
  • ニキビを防ぐことを目的とした薬用化粧品を探している

など、目的を整理しましょう。

2.一般化粧品と医薬部外品を確認する

グリチルリチン酸2Kは一般化粧品にも医薬部外品にも使用されることがあります。

そのため、商品区分の確認は重要です。

「薬用」と表示されている場合は、医薬部外品であるか確認してみましょう。

3.医薬部外品なら効能・効果を見る

医薬部外品では、「グリチルリチン酸2Kが入っている」という点だけを見るのではなく、その製品に認められている効能・効果を確認しましょう。

同じ有効成分を使用していても、製品の表示を確認することが基本です。

4.ほかの成分も確認する

化粧品は一つの成分だけで作られているわけではありません。

例えば保湿を重視する場合は、グリセリン・ヒアルロン酸・セラミド関連成分などにも注目できます。

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5.使用感や続けやすさを見る

毎日使用する化粧品なら、

  • ベタつき
  • しっとり感
  • 香り
  • 容器
  • 価格

なども重要です。

「有効成分が入っているから」という理由だけでなく、無理なく使い続けられるかも確認しましょう。

グリチルリチン酸2Kとトラネキサム酸の違い

グリチルリチン酸2Kとトラネキサム酸は、どちらも医薬部外品の有効成分として見かけることがあります。

ただし、同じ成分ではありません。

また、トラネキサム酸は製品によって美白有効成分として使用される場合もあります。

ここで重要なのは、

「どちらが強い成分なのか」ではなく、どのような目的の商品なのか

を見ることです。

トラネキサム酸とは?化粧品での役割・医薬部外品との違いを解説

グリチルリチン酸2KとCICAは同じ?

グリチルリチン酸2KとCICAは同じものではありません。

CICAという言葉は一般にツボクサ由来の成分などを特徴とした化粧品で使用されていますが、実際にどの成分が配合されているかは商品によって異なります。

また、

「CICA=敏感肌に必ずやさしい」

という意味でもありません。

どちらについても、成分名やイメージだけでなく製品全体を確認しましょう。

全成分表示ではどう書かれている?

一般化粧品では、「グリチルリチン酸2K」という名称で成分表示に記載されていることがあります。

一般的な化粧品の全成分表示は原則として配合量の多い順ですが、1%以下の成分は順不同で表示できます。

そのため、

「後ろの方に書いてあるから意味がない」

と判断することはできません。

また、医薬部外品は一般化粧品とは表示の仕組みが異なります。

全成分表示の順番だけで、製品の効果や品質を判断しないようにしましょう。

グリチルリチン酸2K配合商品のチェックポイント

チェック項目確認したいポイント
商品区分一般化粧品・医薬部外品
使用目的何のための商品か
有効成分医薬部外品の場合に確認
効能・効果製品に表示された内容
その他の成分保湿成分なども確認
使用感ベタつき・しっとり感
肌との相性刺激などを感じないか
使用方法製品の説明に従う

よくある質問

グリチルリチン酸2Kは何のために入っている?

一般化粧品では肌を整える目的などで配合されることがあります。

医薬部外品では、肌荒れを防ぐことなどを目的とした有効成分として使用される場合があります。

グリチルリチン酸2Kはニキビに効く?

グリチルリチン酸2Kを有効成分として配合し、ニキビを防ぐことを効能としている医薬部外品があります。

ただし、一般的な化粧品をニキビ治療薬として考えることはできません。

グリチルリチン酸2Kは敏感肌向け?

この成分が配合されているだけで敏感肌向けとは判断できません。

製品全体の処方や自分の肌との相性を確認しましょう。

グリチルリチン酸2Kは毎日使える?

使用方法は商品によって異なります。

成分名だけで頻度を決めず、各製品に記載された使用方法を確認してください。

グリチルリチン酸2Kは赤みに効果がある?

一般化粧品について「赤みを治す成分」と考えるのは避けましょう。

赤みが長く続く場合や、かゆみ・痛みなどを伴う場合は医療機関への相談も検討してください。

グリチルリチン酸2Kは天然成分?

甘草との関係で「天然だから安全」というイメージを持つことがありますが、成分の由来だけで安全性や肌との相性を判断することはできません。

まとめ|グリチルリチン酸2Kは商品区分と目的を確認しよう

グリチルリチン酸2Kは、化粧水・美容液・乳液・クリームなどさまざまなスキンケア商品で見かける成分です。

一般化粧品では肌を整える目的などで使用されることがあり、医薬部外品では製品によって肌荒れやニキビを防ぐことなどを目的とした有効成分として使用される場合があります。

そのため、

「グリチルリチン酸2K=ニキビが治る」
「グリチルリチン酸2K=炎症を治療する」
「配合されていれば敏感肌向け」

と単純に判断しないことが大切です。

商品を選ぶ際は、

使用目的 → 一般化粧品・医薬部外品の区分 → 有効成分・効能 → 製品全体の処方 → 使用感 → 肌との相性

という順番で確認するとわかりやすくなります。

成分名だけを見て化粧品の良し悪しを判断するのではなく、「その商品は何を目的として作られているのか」を確認し、自分の肌状態に合ったスキンケアを選びましょう。

この記事を書いた人
コスメやスキンケアが好きで、日本化粧品検定1級を取得。難しく感じやすい化粧品成分を、初心者の方にもわかりやすく紹介しています。成分だけにとらわれず、自分に合った化粧品選びができる情報発信を心がけています。

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