セラミドとは?種類や化粧品での役割・選び方を解説

化粧品成分

「セラミドってどんな成分?」
「ヒト型セラミドと植物性セラミドは何が違う?」
「セラミド配合なら乾燥肌や敏感肌にいいの?」

化粧水や乳液、クリームなどでよく見かける「セラミド」。

乾燥が気になる人向けのスキンケアでも紹介されることが多い成分ですが、「セラミドが入っていれば高保湿」「敏感肌ならセラミドを選べば大丈夫」と単純に判断することはできません。

セラミドにはいくつかの種類があり、化粧品によって配合されている成分や処方も異なります。

この記事では、セラミドとはどのようなものなのか、種類や化粧品での役割、成分表示の見方、セラミド配合化粧品の選び方まで初心者向けに解説します。

セラミドとは?

セラミドは、もともと私たちの肌の角層に存在する脂質の一つです。

角層では、角層細胞の間を細胞間脂質が満たしており、セラミドはその構成成分として知られています。

一方、化粧品にも「セラミド」と呼ばれるさまざまな成分が使用されています。

化粧品では主に、肌にうるおいを与えたり、うるおいを保ったりする目的の商品で見かけます。

ここで注意したいのが、

「肌に存在するセラミド」と「化粧品に配合されているセラミド」をそのまま同じものとして考えないこと。

化粧品の成分を理解するときは、「その商品でどのような目的で配合されているのか」を確認することが大切です。

セラミドは化粧品でどんな役割がある?

セラミドは、保湿を目的とした化粧品などに使用されています。

乾燥が気になる人向けの、

  • 化粧水
  • 美容液
  • 乳液
  • クリーム
  • フェイスマスク

など、さまざまな商品で見かけます。

ただし、「セラミド配合」という表示だけで、その商品の保湿力や使用感を判断することはできません。

化粧品にはセラミド以外にも、グリセリンやヒアルロン酸などの保湿成分、油性成分などが組み合わせられています。

そのため、セラミドという一つの成分だけではなく、製品全体の処方を見ることが重要です。

セラミドにはどんな種類がある?

「セラミド配合化粧品」を選んでいると、「ヒト型セラミド」「植物由来」など、さまざまな言葉を見かけます。

代表的なものを確認してみましょう。

ヒト型セラミド

化粧品でよく見かけるのが、いわゆる「ヒト型セラミド」です。

成分表示では、

  • セラミドNP
  • セラミドAP
  • セラミドEOP

などと表示されることがあります。

商品によって配合されている種類や組み合わせは異なります。

また、「ヒト型」という名称から人間から採取した成分のように感じるかもしれませんが、その意味ではありません。

商品を比較するときは「ヒト型だから絶対に優れている」と判断するのではなく、その他の配合成分や使用感も含めて確認しましょう。

植物由来のセラミド関連成分

米やユズなど植物由来の原料から得られる成分を使用した化粧品もあります。

商品によって「植物性セラミド」などと紹介されることがありますが、成分表示には「セラミド○○」と書かれていない場合もあります。

「植物由来=低刺激」「天然だから敏感肌でも安心」とは限りません。

原料のイメージだけではなく、製品全体で判断しましょう。

セラミド類似成分

セラミドそのものではなく、セラミドに似た性質を持つ成分を使用した化粧品もあります。

メーカー独自の名称で紹介されることもあるため、詳しく知りたい場合は商品公式サイトや全成分表示を確認するとよいでしょう。

セラミドの成分表示はどう見る?

セラミド配合化粧品を選ぶなら、パッケージのキャッチコピーだけでなく全成分表示も確認してみましょう。

例えば、

「セラミドNP」
「セラミドAP」
「セラミドEOP」

などが記載されている商品があります。

ただし、成分表示だけから正確な配合量まで判断できるとは限りません。

一般的な化粧品では、原則として配合量の多い順に全成分が表示されますが、1%以下の成分は順不同で表示できるなどのルールがあります。

そのため、

「セラミドが上の方にあるから絶対に高保湿」
「下の方だから意味がない」

と判断するのは避けましょう。

セラミド配合化粧品はどんな人が選択肢にできる?

乾燥が気になる人

セラミドは、保湿を目的とした化粧品に使用される成分の一つです。

洗顔後につっぱりを感じる、季節によってカサつきが気になるなどの場合は、セラミドを配合した保湿化粧品を選択肢にできます。

敏感肌が気になる人

敏感肌向けとして販売されている商品の中にも、セラミドやセラミド関連成分を配合したものがあります。

ただし、

「セラミド=敏感肌なら必ず合う」

という意味ではありません。

敏感肌が気になる場合は、セラミドの有無だけではなく、敏感肌向けとして設計されているか、製品全体の処方、使用方法なども確認しましょう。

シンプルに保湿を重視したい人

話題の美容成分をたくさん取り入れるより、まず保湿を重視したい人にもセラミド配合化粧品は選択肢の一つです。

グリセリンやヒアルロン酸など、ほかの保湿成分にも注目してみましょう。

セラミド配合化粧品の選び方

1.セラミドの種類を確認する

まず全成分表示を見て、どのようなセラミドやセラミド関連成分が使用されているか確認しましょう。

ただし、種類の多さだけで優劣を判断する必要はありません。

「セラミド○種類配合」という数字よりも、自分が使いやすい商品かどうかが重要です。

2.ほかの保湿成分も確認する

セラミドだけでなく、

  • グリセリン
  • ヒアルロン酸
  • アミノ酸

など、保湿を目的として配合されるほかの成分にも注目してみましょう。

一つの注目成分だけで商品を判断しないことが、化粧品選びでは大切です。

3.化粧水だけにこだわらない

セラミドは化粧水だけでなく、美容液・乳液・クリームなどにも使用されています。

「セラミド化粧水が一番良い」とは限りません。

乾燥が気になる場合は、化粧水だけでなく乳液やクリームなども含めて、自分が続けやすい保湿方法を考えましょう。

4.価格や配合数だけで決めない

「高価格だからセラミドが多い」
「セラミドが5種類だから1種類の商品より優秀」

とは一概にいえません。

化粧品は、製品全体の処方や使用感、自分の肌との相性まで確認して選びましょう。

セラミドとヒアルロン酸の違いは?

セラミドと並んでよく見かけるのがヒアルロン酸です。

どちらも保湿を目的とした化粧品で使用されますが、異なる成分です。

成分化粧品での主な配合目的
セラミドうるおいを与える・保つための化粧品などに使用
ヒアルロン酸保湿剤として幅広い化粧品に使用
グリセリン保湿剤として幅広い化粧品に使用

「どれが一番良い」と考える必要はありません。

複数の保湿成分を組み合わせている商品も多いため、自分の好みの使用感なども含めて選びましょう。

セラミド配合化粧品を使うときの注意点

セラミド配合だからといって、すべての人に刺激が起こらないわけではありません。

化粧品にはセラミド以外にも複数の成分が使用されています。

使用中に、

  • 赤み
  • かゆみ
  • ヒリつき
  • 痛み

などの異常を感じた場合は、無理に使用を続けないようにしましょう。

症状が続く場合は、皮膚科などの医療機関への相談も検討してください。

よくある質問

セラミドは敏感肌におすすめ?

敏感肌が気になる人の選択肢の一つにはなりますが、セラミド配合だから必ず肌に合うとは限りません。

敏感肌向けとして設計された商品か、その他の配合成分や使用方法なども確認しましょう。

セラミドは毎日使える?

使用頻度は成分名だけで決めず、各商品に記載された使用方法を確認してください。

毎日の保湿ケアを想定して作られた商品も多くあります。

セラミドは化粧水とクリームどちらがいい?

一概にどちらが良いとはいえません。

化粧水・美容液・乳液・クリームでは製品の特徴や使用感が異なります。

乾燥の程度や好み、ほかに使用しているスキンケアなどを考えて選びましょう。

セラミドは多く配合されているほどいい?

必ずしもそうではありません。

配合量だけでなく、セラミドの種類やほかの成分との組み合わせ、製品全体の処方も関係します。

配合量が公開されていない商品もあるため、数字だけで比較しないようにしましょう。

「ヒト型セラミド」が一番いい?

ヒト型セラミドは化粧品でよく使用されていますが、「ヒト型だからすべての人に一番良い」とは判断できません。

化粧品は使用感や製品全体の処方、自分の肌との相性まで含めて選ぶことが大切です。

まとめ|セラミドは保湿化粧品を選ぶ手がかりの一つ

セラミドはもともと肌の角層に存在する脂質の一つで、化粧品では保湿を目的とした商品などに使用されています。

化粧品では、

  • セラミドNP
  • セラミドAP
  • セラミドEOP
  • 植物由来のセラミド関連成分
  • セラミド類似成分

など、さまざまな成分を見かけます。

ただし、

「セラミド配合=高保湿」
「ヒト型セラミド=必ず優秀」
「セラミド=敏感肌に必ず合う」

と単純に判断することはできません。

セラミドは、あくまで化粧品の特徴を知るための一つの手がかりです。

商品を選ぶ際は、セラミドだけを見るのではなく、グリセリンやヒアルロン酸などほかの保湿成分、製品全体の処方、使用感、使用方法、自分の肌との相性まで確認しましょう。

成分表示を正しく理解しながら、自分が無理なく続けられる保湿ケアを選ぶことが大切です。

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